サウジアラビアの首都リヤドでHonor of Kings Midseason 2024 x Esports World Cupが開催され、世界各地から集ったHonor of Kingsプレイヤーの精鋭チームが、賞金総額300万米ドルを賭けて腕を競った。
この大会では、中国のKPL Dream Teamが全戦全勝の圧倒的な快進撃を見せ、1試合も落とすことなく優勝をさらった。
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KPL Dream Teamは優勝賞金100万米ドルと、インドネシアで行われる2024 Honor of Kings Championshipへの出場権を手に入れた。
中でも大会を通じてひときわ光る活躍を見せたファームレーナー、Xu “YiNuo” Bichengには、トーナメントMVPとして5万米ドルが贈られた。
準優勝となったマレーシアのLGD Gamingも賞金50万米ドルと次のHoK Championshipへの出場権を手に入れた。
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最後まで繰り広げられた激戦
中国のプロリーグKing Power Leagueの所属選手からファン投票で選抜されたKPL Dream Teamは、圧倒的な強さでフィールドを制し、向かうところ敵なしの勢いだったS2勝者、LGD Gaming MYの進撃を小揺るぎもせず止めてみせた。
決勝戦第1試合では、KPL Dream Teamはそれまでのアグレッシブな戦いぶりとはうって変わって慎重なアプローチに出た。この作戦が効を奏し、LGD Gamingはマップの要所から締め出されることに。
しかしLGDもS2チャンピオンの意地を見せてKPLが押し切ることを許さず、15分時点では緊迫したベース戦の末、KPLを押し戻しさえした。最終的には屈したものの、じつに18分も粘り抜くという英雄的な戦いぶりだった。
第2試合では、KPL Dream Teamは1戦目とは一転、アグレッシブにマップを攻め上がり、LGDを集団戦に引きずりこんでファームの機会を奪った。最終的にゴールドで圧倒的なリードを築いたKPLが13分目で試合を制する形になった。
決勝戦第3試合はLGDがやや優勢な滑り出しを見せたものの、KPLはすばやく立て直して着実にLGDのタワーを粉砕。13分足らずでLGDを完封し、シリーズ優勝を決めた。
Esports World Cupへの道
KPLは決勝戦でLGDと対決するまでに、グループステージを5勝0敗で駆け抜け、準々決勝ではミャンマーのInpunityを2-0で圧倒。準決勝ではAll Gamers Globalを3-0で下している。
準優勝に終わったLGDも、グループステージは同じく5勝0敗、ブラジルのLoops Gamingを2-0で下し、HoK S1勝者のVivo Keyd Stars相手に3-0のストレート勝ちを決めるという無双ぶりで勝ち上がってきた。
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KPL Dream Teamヘッドコーチ、Guo “Gemini” Jia Yiは「こうしてサウジアラビアのリヤドまで来られたのは、まるで魔法のようです。Esports World Cupで戦えたのは有意義で興味深い体験でしたし、優勝できて大変うれしく思います。」とコメントした。
共に3位となったVivo Keyd StarsとAll Gamers Globalはそれぞれ賞金25万米ドルを、Loops Gaming、Weibo Gaming MY、Impunity、Team Secretは5位~8位入賞で14万米ドルを獲得した。
9位のKagendraと10位のBOOM Esportsは12万米ドル、11位と12位に終わったVitalityとTeam Falconsもそれぞれ10万ドルの賞金を持ち帰ることになる。
10月に開催されるKIC 2024には、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ミャンマー、トルコ、ブラジル、中東・北アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、太平洋と、世界各地から16のトップチームが出場する。賞金総額100万米ドルを賭けて、さらに激しい戦いが繰り広げられるだろう。
Tencent Gamesグローバルeスポーツセンターのシニアディレクター、James Yangは次のようにコメントした。「今大会はいわば『Honor of Kings』eスポーツ競技におけるマスタークラスでした。世界各国を代表する最高峰のチームと、史上最大級のeスポーツの祭典で対戦できるのですから。」
KICに関する続報は随時当サイトでお届けしていく。